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国際人って?

「国際人」という言葉を最近目にすることが多く、それはよく「子供に英語を学ばせましょう」といった趣旨の言葉と結び付けて語られる場合が多い気がします。私は国際人(この言葉はあまり好きではないのですが)になるには、英語に限らず、いろいろな方法があっていいと思います。例えば、ゲームやアニメについて詳しければ、英語ができなくても外国人と友達になれます。異文化の人々とコミュニケーションを取るには、言葉ができなくても得意なものや好きなことがあるといいですよ。国際人を育てるなら、英会話教室に通わせる代わりに、楽器(音楽は耳が鍛えられて、大きくなってから英語を学ぶのにも有利です)かスポーツを習わせてもいいのではないかと思います。全部やらせるのはお金がかかるし、子供も疲れてしまいますしね。

それでも、子供や親が英語や外国が好き!または、子供にそうなってほしい!という方のために(英語が大好きな私にとってはとてもうれしいことです!)、前回の小学生の英語学習②―目的編に続いて、小学生のための具体的な英語学習法について考えてみたいと思います。

初めに、どのような目的で何をするか、中学受験との兼ね合いなどを簡単にまとめました。

英語を習う目的

①小学校低学年~中学年

・英会話教室もしくは自宅学習で発音や単語を学ぶ
・一番の大きな目的は、外国人や外国の文化に親しむ

②小学校中学年~高学年

・公文や英語塾で読み書きを学ぶ
・一番の大きな目的は、中学の英語の授業でつまずかないため

 

中学受験組→①だけ

公立中学組→②だけ

①も②も最大の目的は、英語嫌いな子供にしないこと

次に、具体的な方法と、どのような教室がお勧めか書きますね。

①英会話教室
大手 or 個人教室  ネイティブ講師 or 日本人講師

息子が小学校入学直前の半年間、大手英会話スクールに通わせ、使用していた教材を使って私が毎日自宅で教えました。米国駐在が決まったので特訓したわけですが、それでも渡米直後はcarという単語1つしか聞き取れませんでした。私自身、子供英会話教室の講師として研修を受けたことがあるので、子供は英語を習ってもなかなか成果があがらないというのは知っていました。それでも習わせたのは、欧米人に慣れてほしかったからです。

そのときの大手英会話スクールの印象は、ネイティブ講師が機械的であまり熱意が感じられないということでした。現在自分が個人で英会話教室を立ち上げて、非常に利益が出にくいことを実感しています。子供相手のお教室の場合、飾りつけや教材の準備、親御さんの対応など、やることは山ほどあります。そのような中でも個人で英会話教室をされている場合は、子供が好き、英語が好きのどちらか、または両方なのではないかと思います。以上のようなことから、大手よりも個人のお教室、もしくは大手フランチャイズでも自宅で開いているお教室の方がいいのかなと思います。

先ほどの息子の場合のように、外国人に慣れさせるという意味では、外国人講師が良いと思いますが、たまにネイティブ講師をゲストとして迎えてくれたり、英語だけでなく外国の文化に触れさせてくれるような工夫のある教室なら、日本人講師でもいいと思います。

学ぶ内容ですが、アルファベットと単語、フォニックスのルールを「落ち着いた環境」で学べるところがいいと思います。現在行われている小学校の英語の授業もそうですが、日本の小学生向けの英語教育は、どうしても幼稚園じみていたり、テンションが高過ぎる場合が多いです。英語イコール、アメリカンな「イエーイ!」というノリなのでしょうか。アメリカの小学校低学年向けのESLの授業などは、いたって落ち着いていて、全然違うのですけどね。私が研修を受けた日本の大手スクールも、歌やゲームが多く、チャンツと呼ばれる子供たちの掛け声が教室に響いていて、これで頭に入るんだろうかと疑問でした。言語というより掛け声とかノリの感覚ですね。

と、ついつい熱く語ってしまい長くなったので続きは次回に・・・できるだけお金をかけないで学ぶ方法も教えちゃいます!

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