wanna

 

 

 

 

 

 

 

 

wanna は want to、gonna は going to の口語ですよね。英語を教えていると、会話の中で wanna や gonna を連発する生徒さんがいます。wanna  や gonna は使えば使うほどネイティブ風に聞こえたり、友達の間でカジュアルな印象を与えられる魔法の言葉ではありません。連発し過ぎると、逆にちょっとダサい感じになってしまいます。でも、効果的な使い方をすれば印象アップにつながりますので、それについて少し書きたいと思います。

 

①カジュアルな印象を与える使い方

私は民放のバラエティ番組で英語のコンテンツ制作をしています。ごくたまに私が作っていない英文が採用になり、自分だったらこうするなと思うものもあります。例えば、「踊らない?」という意味で “Dance with me?” という英文が使われていましたが、私だったら “Wanna dance?”  という文にするのになと思いました。その方がカジュアルなノリになるからです。

 

②相手にやわらかい印象を与える使い方

wanna と gonna はこのようにカジュアルな場面で使う以外にも、ビジネスシーンでも使えます。あくまで口語なので、レポートやプレゼンでは使わないでください。接客業の方はあまり使わない方がいいかもしれません。アメリカではカジュアルなレストランなどではサーバーの方が使っていますが、接客の仕方が日本と違います。それについてはまた別の機会に書きたいと思います。ビジネスの場で使えそうな、印象アップにつながる言い方を1つ挙げます。

 

You might wanna check your spelling.「スペルがあってるかチェックした方がいいかもしれないよ。」

 

これは、スペルの間違いをやんわり指摘する言い方です。You might want to… とやっても気を使った感じで言えば大丈夫なのですが、wanna はそれだけで「たいした問題じゃないんだけどね・・・」と相手の気分を害さない言い方になります。

 

③ほとんどの人が wanna と gonna を使うケース

言いやすさの問題から、want to や going to ではなく、wanna と gonnaが使われる場合があります。例えば、以下の文を gonna の代わりに going  to で言ってみてください。言いにくいですよね。

I’m gonna go get something to drink.「何か飲み物取ってくるわ。」

 

このようにネイティブのほとんどの人が want to や going to ではなく wanna と gonna の方を選ぶ文があります。

 

では、どうやって①から③のような文を身につけるかといえば、どういうときに wanna と gonna を使っているのか気にして英語のドラマや映画を見るのがいいかなと思います。そしてどんどん使ってみてください。ただ連発すると頭が悪そうな人に聞こえてしまうので、最初は抑え気味にして、徐々に使用頻度を増やしてみてください。