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For foreigners

An individual number (nicknamed ‘My Number’) will also be provided to foreigners holding Residence Cards. Information concerning the Social Security and Tax Number System is available in multiple languages on the Cabinet Secretariat website.

これは政府広報による、在日外国人向けのマイナンバーのお知らせです。この英文には問題点がたくさんありますが、お分かりになりますか?

まず、For foreigners「外国人の方へ」ですが、日本語の「外国人」と英語のforeignerは少し意味合いが異なります。foreignerいう言葉は場合によって、差別的な印象や疎外感を伴う危険を持っています。なので、この場合は、For residents in Japan「日本在住の方へ」の方が良いと思います。

三鷹市観光協会のホームページには、for foreignerというアイコンがあり、これをクリックすると英語のページにいくようになっています。これはそもそもfor foreignersとsを付けなければならないのですが、付けたとしても「外人用」のような少し失礼な書き方なので、ただシンプルにEnglishとした方がいいです。この記事をご覧の方で、ご自分の会社やお店のホームページの英語ページのアイコンがFor Foreignersになっていたら、Englishに直すことをお勧めします。

次にAn individual number (nicknamed ‘My Number’) 「通称 ’マイナンバー’」ですが、nicknamedはこの文で使うには軽々し過ぎる気がします。日本に来たばかりの外国人であれば、このうさぎのイラストとともに違和感を覚えるでしょう(このうさぎは、在住経験の長い外国人であれば、またゆるキャラ使ってらあと苦笑するかな~)。それとこのパーレン()ですが、英語では日本語ほど使いません。なので、これはパーレンとnicknamed を外し、My Numberをダブルクオテーション””に入れて、「またの名を」という意味でカンマかorをMy Numberの前に入れて、An individual number or “My Number”にした方が自然です。

次にalso「~もまた」が登場していますが、唐突な印象で、何に対するalsoか分かりにくいです。英語は論理的な言語であるし、日本語ではわざわざ言ったり書かないような、明白なことでも表現する傾向が強いのです。この場合は日本人だけでなく外国人も、という意味でalsoを使ったのだと思われますが、それをはっきりと書かなくてはいけません。

まだまだたくさん直すところがありますが、このような短い文章でもこれだけ問題点があるのですね~。政府の広報ですらこうですから、ネイティブが読んでおかしくないような英訳ができる翻訳者をみつけるのは至難の業といえます。

接客英語では、ホームページや各種印刷物など、外国人のお客様にアピールするような自然な英訳をご提供いたしております。詳しくはホームページをご覧ください。

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