外国の友人・知人と雑談する中で、映画や本のあらすじ(英語でstory lineやplotと言います)を説明しなくてはならなくなる機会ってありますよね。日本語で説明するのも難しいのに、英語でなんて・・・と思っている方のために、今日はとっても役立つ方法をお教えします!

映画を「観る」を英語で

まず、映画を「観る」はseeを使ってください。watchはテレビに使います。
see a movie 「映画を観る」

時制に気を付けよう

一番大切なのは時制です。物語が進むにつれて時も進みますが、基本的に現在形で通します。自分が語っている場面を現在形で語り、それより前に起きた事柄の説明を加える場合に過去形や、状況によりその他の時制で表します。

プレゼンではないので気楽に

仕事などのプレゼンと違い、and then…and then…「それから~それから~」や、after that「その後で」などダラダラ話を続けてしまってOKです。最後の場面はIn the end…「最後は~(こうなりました)」と説明してもいいです。ちなみに「過去」はpast「現在」はpresentと言います。

途中の説明

「映画の中頃(で~が起こった)」のように説明したいときもありますよね。その場合は、halfway through the movie…と、halfway through「中盤」を使ってください。halfway throughは普段の会話でも色々使えて便利ですよ。
halfway through the semester「学期の中頃」など。

簡単な言葉で

ネイティブでも語彙力が少ない人などは、とても簡単な言葉で説明します。だから日本人が、and it happens「それからそれが起こる」とか、and it’s done「それがなされる」など、子供のような言葉で説明しても全然おかしくないんです。

便利なフレーズ

でも、知っていると便利な言葉やフレーズもあるので、ご紹介しますね。
日本語で「知る」という言葉は、英語で自動的にknowにしてしまう方が多いのですが、「知るようになった」例えば、何か事件がきっかけで真実を「知る」場合などは、直訳するとcome to knowですが、これは受験英語チックな表現なのでやめて、find outを使ってください。Something happens and he finds out the truth.「何かが起きて、彼は真実を知る」といった具合です。

他に「~の状況・状態に陥る」ことを説明する場合は、getを使うと分かりやすくなります。They get caught.「彼らは捕まる」など。

「真実が明らかになる」The truth is revealedのように、何かを起こす(この場合は明らかにした)「誰が」がはっきりしないか、どうでもよかったり、大きすぎる(自然の摂理など)場合は、「誰が」は言わずに受動態にしてください。

説明する練習は仕事に活かせます!

どうでしたか?私が教えている接客英語の生徒様は、仕事で英語を使う方ばかりです。英語で物事を説明しなくてはならない機会が多いので、その練習として、観た映画のあらすじを語ることをレッスンに取り入れたりもします。自由に語ってもらった後で、発音文法を直し、分かりにくかったところは一緒に新たな文を考え、便利なフレーズなどを、例文を複数作ってもらいながら学びます。最後に、習ったことをメモしたものを見ながら、再度同じあらすじを語ってもらいます。生徒様にとっては大変ですが、かなりの訓練になります。

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